2024.03.04
お役立ち情報
能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
岡山では揺れや被害がほとんどなかったとはいえ、ご家族やご親戚、ご友人が能登にいらっしゃる方々は、まだまだご心配が続いていることと思います。
当店にも地震に関する様々なお問い合わせがあり、皆さまが今回の災害をご自身のこととして考えておられることを強く感じています。
そこで今回は地震保険について、改めて基本的なことからご説明したいと思います。
2月1日に発行された中国新聞の記事によると、89.3%が地震保険に加入する宮城県と比べ、岡山県の加入率は68.4%。
阪神大震災以降、大きな災害の度に意識は高まり、西日本豪雨では「岡山にも災害は起こる可能性が十分ある」と認識したものの、まだ多くの方が火災保険のみで地震保険には加入されていない状況です。
今回ご紹介する倉敷市に住むKさんもその一人。
Kさんは倉敷市の沿岸部にお住まいで、数年前に新築されたご自宅が地震保険に加入していないことが不安になったと、加入についてのお問い合わせをくださいました。
「倒壊や火災などは火災保険で賄えるため、十分だと思っていた」というKさん。
私からは地震や津波による火災や倒壊、損壊といった被害は火災保険では補償されないことをお伝えしました。
地震保険に加入されない場合、「地震保険には加入しない」という同意欄にお客様からご署名をいただかなければいけないほど、地震保険は不可欠なもので手続きが念入りです。
Kさんには沿岸部という津波や液状化現象の被害を受ける可能性も高い地域にお住いであることもお伝えし、地震保険に加入いただきました。
また「建物さえなんとかなれば」とおっしゃっていたKさんには、私たちが西日本豪雨で被災した経験をお話しし、ある程度の掛け金は必要となるものの、万が一被害を受ければ家財道具についての補償も大いに助かるものであるとお伝えしました。
災害ではなく、通常の火災などで被害が発生した場合、保険会社は担当のスタッフを派遣し、被害状況を見て補償額の査定を行います。
ただ地震のように被害が広範囲に及ぶ場合は長くお待たせすることがあったため、現在ではドローンなども使用して極力早く被害状況を把握し、お客様に早く補償を届けることに尽力しています。
また建物については全壊や大半壊、小半壊、一部半壊といった判断が難しく、査定にはある程度の時間がかかるものの、家財道具については全国から応援として集まった保険会社の営業社員なども協力して査定を行うため、建物より早く補償が支払われるケースもあります。
ただ被害を受けたお住まいは、一刻も早く元通りにしたいと思うもの。
早々に片付けても査定に影響はほとんどないのですが、余裕があれば少しでも被害状況が確認できるようスマホなどで写真を撮っておいていただけると後で非常に役立ちます。
また被害が大きく被災地が混乱した場合、「保険会社への申告が遅くなったら補償が受けられないのではないか」と心配される方がおられるのですが、落ち着いてからご連絡いただいても補償は受けられますので、まずはお客様ご自身やご家族の安全を確保した上でご連絡いただければと思います。
以前は複数の保険に加入していて申告が漏れてしまい、受けられるはずの補償受けられなかったというお客様もおられたのですが、現在は多くの保険会社が被害を受けた地域にあるお客様の契約内容をお調べし、申告がない場合もお尋ねするケースが増えています。
100%ではないので基本的に申告は必要なのですが、こちらからお訪ねしていく場合もあることを知っておいていただければと思います。
また地震保険の場合は補償対象が建物でも家財でも、お客様が受け取った補償金の使い道は自動車保険の特約のように制限されていません。
柔軟性が高く、必要な目的にご使用いただけることも地震保険のメリットです。
Kさんも改めて地震保険に加入し、「災害が起こらないことが一番ではあるけれど、被害が発生しても生活再建の目途は立てられそうで安心した」とお話しされていました。
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植木保険サービスは、
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