2024.07.01
お役立ち情報
こんにちは、植木保険サービス代表の植木です。
今年は遅めの梅雨入りとなりました。
この時期になるといつも、6年前の西日本豪雨の悲しい記憶が蘇り、二度とあのような悲しい災害をくり返したくないと強く思います。
毎年梅雨になると水災に対するお問い合わせが増え、私たちも「万が一」のことを具体的に想定し、ご対応しているのですが、今回は未来を見すえた補償の考え方をご紹介したいと思います。
今回お問い合わせくださったのは、植木保険サービスのある真備町にお住いのOさん。
60代のご夫婦で、西日本豪雨による被害は免れたものの、水害の恐ろしさを目の当たりにし、ご自宅にかけた火災保険の確認などを通じて以前からご相談を受けていました。
当時かけていた火災保険には十分な水災補償があったため、満期まではそのままにしていたのですが、満期を迎えるにあたり、見直したいとのこと。
そこでOさんご夫婦の今後を見すえた見直しを行いました。
Oさんご夫婦は現在、およそ30年前に新築した戸建てに2人住いです。
お子さまも独立され、同居の予定もないとのこと。
やや広すぎるスペースを持て余すこともあるといいます。
そこで当社からご提案したのは、万が一水災による被害に遭ったときの、ライフスペースを縮小した生活の建て直しという考え方でした。
具体的には、火災保険で補償される保険金の使い道は限定されていないため、現在のお住いを縮小して再建する、お2人での暮らしに合う大きさのマンションを購入する、あるいはアパートを借りる、といった選択肢がある、ということです。
Oさんはまだ働いておられますが、今後年金生活になることを考えると、現役時代と同じだけの保険料を払い続けることも負担になります。
ハザードマップを確認してみると、お住いは海抜の少し高いところにあり、河が氾濫してもすぐ浸水する地域ではありませんでした。
そこでOさんご夫婦が希望される住まいの規模や質について、どれくらいの補償が必要かを改めてゼロから考えたのです。
西日本豪雨の際は、30年ほど前に新築した当時に加入した、長い補償期間のある火災保険が問題になったケースがいくつか見受けられました。
温暖な地域で水害に対する意識が低く、建てたばかりの家のローンも抱え、火災保険にかかる費用を抑えるために水災補償を少なくしたり、なくしたりした結果、補償が十分受けられないことがあったのです。
地震など災害補償については気になっていたものの、満期までの期間が長く、見直す機会がなかったとのこと。
被害を受けた後補償の少なさに気づいたものの、どうすることもできなかったと話されていた方がいらっしゃいました。
ただ最近は地震や水害に対する意識が高まってきていることや、長期の火災保険も満期を迎えるものが多くなっていること、新規であれば基本的には水災補償は合わせて提案する保険代理店が多いことから、西日本豪雨のときにあった問題は少なくなりました。
また満期までの期間が短くなったことから、お子さまが独立されるなど家族構成が変わった場合や、納屋や離れにもかけていた補償を母屋だけにするなど、見直す機会も増えています。
当社でも、火災保険に加入するご相談や、地震や水災補償についてご相談があった際は、保険会社が提供しているシステムを利用し、お客様のご住所から地域の危険度を判定し、ご説明しています。
基本的にはハザードマップと同様のものですが、そこから最低限必要な補償や、あると良いもの、おすすめなど、保険料やライフステージから最適なご提案をしています。
Oさんご夫婦も、「万が一のことがあれば、高齢になっても生活しやすい地域や、通院に便利な地域の賃貸住宅に引っ越す」ことを想定し、保険料の見直しを行われました。
少し保険料を抑えられたため、ご夫婦での外食やお出かけの費用に充てられるとのこと。
安心を守りながら、より暮らしを充実していくことのできるご提案ができたかと思います。
火災保険や地震、水災補償について気になることがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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